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正社員の4割以上が「静かな退職」をしている? 年代が高いほど「今のままがいい」

 やりがいやキャリアアップは求めずに、決められた仕事を淡々とこなすことを指す、「静かな退職」をご存じだろうか? ワークライフバランスを重視する動きが加速したことによって増えた働き方とされる。マイナビ(東京)は、20~59歳の正社員で働く男女3000人と企業の中途採用担当者807人を対象に、「正社員の静かな退職に関する調査2026年(2025年実績)」を実施した。正社員のヒアリングは2025年11月18日~11月25日、企業向け調査は2026年1月5日~1月8日に実施した。

 正社員に対して「静かな退職」をしているかどうかを聞くと、46.7%が「している」と答え、前年より2.2ポイント増加した。年代別では、20代が50.5%で最も多く、30代(49.1%)、50代(46.7%)、40代(42.3%)と続く。世代を問わず4割から5割に達しており、「静かな退職」者の多さがうかがえる。

 「静かな退職をしている」と答えた人に対して「静かな退職を今後も続けたいか」を聞いたところ、「働いている間はずっと続けたい」(28.8%)が最多。以下、「できるだけ続けたい」(23.9%)、「どちらかといえば続けたい」(21.1%)と続き、「静かな退職を続けたい(合計値)」は73.7%で前年(70.4%)から増加した。年代別では50代に多いが、20代は3割に満たなかった。

 他方、企業の中途採用担当者に異動や転勤、キャリアパスの選択の実態について聞いたところ、いずれも「個人の希望」(12.4%)より「会社の指示」(41.9%)が多かった。企業の中途採用担当者に「静かな退職」に賛成か反対かを聞いたところ、「賛成」(42.2%)は「反対」(30.1%)を10ポイント以上、上回った。賛成の理由は、「人それぞれに合った仕事をしてほしい」、「決められたことをきちっとこなせる社員も一定数いないと経営が成り立たない」などだった。