カルチャー

里山も廃校もアートになる 新潟で大地の芸術祭通年プログラム「2026年の越後妻有」がスタート

 芽吹きの春、深まる緑、新米がおいしい秋へと移ろう里山の中で、アートや食、自然体験が季節ごとに展開される「2026年の越後妻有(つまり)」(新潟県観光協会)が、新潟県で開幕した。会期は11月8日(日)まで。

 舞台となる新潟県十日町市・津南町にまたがる越後妻有地域(約760平方キロ)では、2000年から3年に1度、世界最大級の野外芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開催されている。大地そのものを美術館に見立て、里山の棚田や廃校、民家などに国内外のアーティストが作品を設置する試みは、「アートによる地域づくり」のモデルとして世界から注目を集め、累計来場者数は200万人を超える。

 「2026年の越後妻有」は、同じ場所を舞台に、芸術祭の年以外にも一年を通じて楽しめる通年プログラム。屋内での企画展は、「越後妻有里山現代美術館 MonET」や「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」など。屋外では、春の草花や山菜を探しながらフィールドミュージアム内の各施設をめぐる「春のフィールドミュージアムスタンプラリー」や、収穫した山菜の揚げたての天ぷらを春限定のメニューと共に楽しむ「うぶすなの家」のプログラム、ふきのとうやこごみ、うどなどの山菜をふんだんに使った郷土料理を現代風にアレンジした「越後まつだい里山食堂」のビュッフェなど、おいしい体験も待っている。

 越後妻有をお得に楽しむ共通チケットは、一般2500円、小中学生1000円、未就学児無料。大地の芸術祭作品の鑑賞に加え、周辺施設で利用できる特典もある。それぞれの企画展や体験プログラムの詳細は公式サイトに掲載している。