カルチャー

エミール・ガレの企画展、茨城県陶芸美術館で7月11日スタート 奇想と幻想の造形世界

 19世紀終わりからヨーロッパで流行した美術やアート「アールヌーボー」をけん引した一人、エミール・ガレの陶芸作品に焦点を当てた企画展「ガレの陶芸Ⅱ 奇想と幻想の造形世界」が、陶芸の里でもある茨城県笠間市の茨城県陶芸美術館で7月11日(土)~9月23日(水・祝)まで開催される。

 19世紀後半のフランスで活躍したエミール・ガレ(1846~1904)は、ガラス、陶芸、木工家具を製造 ・販売するガレ商会を率いて、自社の作品を万国博覧会などで発表。世界的に高い評価を受けた。実業家で芸術家でもあるガレは、アールヌーボーをけん引した代表的な人物。企画展では、ガレの業績の中でも陶芸作品に焦点を当て、約120点の作品からその展開と魅力を紹介。ガレが芸術としての陶芸を追求し、独自の表現に至った創造の軌跡を追うことができる。

 ガレ商会のロングセラーだった「猫形置物」や、「北斎漫画」を引用した作品、万国博覧会出品作など、貴重な作品が並ぶ。またガレの作品には日本美術に由来する絵柄、外来の植物、昆虫やカエルの姿など、多彩なモチーフが登場する。そのモチーフの選択や、それらの意表を突く組み合わせ、独創的な作品の絵柄やフォルムなど、 陶芸作品ならではの幻想的でユニークな表現も見どころ。

 開館時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。休館日は毎週月曜日(7月20日、9月21日は開館)、7月21日(火)。観覧料は一般950円、70歳以上470円、高校生710円、小中学生360円。7月11日、18日、8月29日、9月5日、12日、19日は高校生以下無料。