おでかけ

ひと足はやい秋を楽しめる 9月から始まる紅葉狩り

天元台ロープウェイ・リフトで「空中散歩」も魅力
天元台ロープウェイ・リフトで「空中散歩」も魅力

 日本百名山のひとつ、山形県の西吾妻山は紅葉の名所。例年9月中旬に山頂側から紅葉が始まり、天元台ロープウェイ湯元駅に向け、約2カ月かけて秋色に彩られる。今年もすでに山頂手前のビューポイント大凹で足元の草紅葉が茶色に移ろい始めており、木道周辺の樹木の中にはさっそく赤く染まった葉もみられるという。

 西吾妻山は標高2035メートル。白布温泉街から天元台高原、そして山頂にかけての一帯、通称「アラウンド西吾妻エリア」(天元台×白布リボーン協議会・山形県米沢市)には、落差30mの白布大滝や、置賜盆地を一望できるパノラマ展望台、山岳観光道路西吾妻スカイバレーなど、樹木に囲まれたさまざまなビューポイントがある。標高差が大きいため、山頂からふもとまで長い期間をかけて紅葉が広がっていく。

 猛暑が続いた今年は、これからのシーズン夜間の冷え込みが進めば、例年に増して見事に色づくと予想されている。来月初旬には天元台ロープウェイ高原駅(1350m)一帯に広がる見込みで、登山をせずに観光で訪れても錦秋の絶景が楽しめる。

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