関東学院大学(横浜市)は、昨春に開校した横浜・関内キャンパスで、各界の著名人を招き公開討論会「ヨコハマから未来へ。~これからの多文化共生を考える~」を定期開催している。3月15日(金)開催の討論会のテーマは、「宗教家と考える震災と戦争」。ゲストスピーカーは、福島県三春町在住の僧侶で芥川賞作家でもある、玄侑宗久氏。東日本大震災の体験から捉える能登地震、宗教家として捉える宗教をめぐる戦争をはじめ、現代が抱える諸問題について、大学の教授たちと意見交換をする。18時30分開場、19時開演。入場無料。
キリスト教を建学の精神とする大学で、仏教家と大学教授がシンポジウムで意見交換をする。玄侑氏は、三春町生まれで慶應義塾大学中国文学科卒業後、さまざまな仕事を経験した後、京都天龍寺専門道場に入門し、2001年に「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞。2011年、東日本大震災被災青少年支援のための「たまきはる福島基金」理事長に就任した。メインスピーカーは、関東学院大国際文化学部教授でキリスト教神学と日本の近現代文学・思想・宗教が研究テーマの富岡幸一郎氏。そして、パリ出身でフランス語・英語・スペイン語・日本語を操り、日本の外国人労働者や入国管理制度の課題を焦点に取材と研究を重ねるNHK国際放送局番組ディレクターロドリグ・マイヨール氏。総合司会は、FMヨコハマ毎週日曜日「Sunset Breeze」パーソナリティーの北島美穂氏。
参加申し込みは、同大ホームページ内の横浜・関内キャンパス開校記念シンポジウム「ヨコハマから未来へ。~これからの多文化共生を考える~」のページで受け付けている。