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「明日香と遥斗の恋が二転三転するのが面白いところです」 ドラマ「366日」狩野雄太プロデューサーが語る“今後の見どころ”【インタビュー】

(C)フジテレビ

 -HYが楽曲『366日』を毎話違ったアーティストの方とコラボしていることも反響を呼んでいますね。

  HYの事務所の社長さんが脚本を読んで、これは男と女の話だからデュエットバージョンにするのはどうかなという話されていて、リアルタイムで放送を見ていただきたいですし、毎回違う人がサプライズで歌ったら面白いよね、というところから実現しました。誰もが知っている『366日』だからこそやれる企画ですし、今後もいろんなジャンルの方にコラボをお願いしているので、楽しみにしていただきたいです。

-ちなみに、今期は記憶喪失になるキャラクターが登場する作品が多いのでは…!? というドラマ視聴者の指摘がありますが、これは偶然なのでしょうか?

 本当に偶然だと思います…!「アンメット ある脳外科医の日記」はカンテレの制作なので大筋は知っていましたが、他局のことは分かりませんし…。遥斗の事故のことは、僕がノンフィクションの作品を見ていたときに、横で一緒に見ていた妻に「もし私がこうなったらどうする?」「そもそも付き合っていた?」と言われて、すごくハッとしたことがあって。そのことが企画の種になりました。

-本作を通じて、どんなことが伝わったらいいなと思いますか。

 別に恋愛しなくても、結婚しなくてもいい時代だと思うんです。ただ、僕は楽曲に込められた意味の通り、大切な人をただ深く思う気持ちは、すごくかけがえのないことだなと思っていて。もうすでにそういう方がいらっしゃる視聴者の方は、隣にいる人を大切に思う気持ちが生まれる一助になれたら、こんなにありがたいことはないなと思います。

-最後に今後の見どころを教えてください。

 目覚めた遥斗が、まっさらな状態から改めて明日香との2人の恋をやり直すところが見どころです。前半は人間ドラマ的な要素が強かったかなと思いますが、後半は恋の展開がめまぐるしく繰り広げられていくので、驚きがありながらも2人の恋が二転三転するのが1番面白いところかなと思います。智也、莉子、和樹らにも、それぞれに転機が訪れるので、注目いただけたらうれしいです。

(取材・文/小宮山あきの)

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