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鈴木梨央、ミュージカルに「憧れがありました」 ミュージカル「ピーター・パン」出演に「自分なりのウェンディを見つけていけたら」【インタビュー】

-初めてミュージカルを見る人や子どももたくさん見にくる作品だと思いますが、そうした人たちに向けて、この作品の見どころを教えてください。

 1番楽しんでいただきたいのは、ピーターが空を飛ぶところです。実際に生で、空を飛んでいる人が目の前にいるというのは感動すると思います。それから、楽曲もすてきな曲ばかりなので、ぜひ音楽の力も物語とともに感じていただけたらと思います。

-ところで、鈴木さんが初めて舞台を観劇したのはいつ頃だったのですか。

 10年くらい前です。知り合いの方に誘っていただいて、初めて見たのは宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」でした。初めてだったので余計に夢の中にいるような気持ちになって、そのときの感動は忘れられません。その頃から、ミュージカルに憧れはありました。約3時間、そこにしかない空間を作り上げて夢を見させてくれる、すてきな世界だなと感じていましたが、私には遠い世界にも感じていたので、まさか自分がこうしてミュージカルに出演させていただけるようになるとは思ってもいませんでした。

-今後、舞台やミュージカルで挑戦してみたいことはありますか。

 いつか挑戦してみたいなと思ったのは「ハムレット」です。この間、吉田羊さんがハムレットを演じた舞台「ハムレットQ1」を観劇したのですが、とにかくかっこよくて。いつも思うのですが、羊さんのせりふはせりふとしてではなく本当に生きた言葉のように私の心に刺さって…そんな羊さんへの憧れもあり、自分もこの役をやってみたいと思いました。

-鈴木さんは現在、19歳。今年は10代最後の年ですが、10代のうちにやっておきたいことは?

 難しいですね(苦笑)。20代でやりたいことはあるんですが、逆に10代のうちに何をしたらいいんだろうと悩んでしまっていて。きっとあっという間に20歳になってしまうと思います。でも、車の免許を取りにいきたいと思っています。10代のうちにとったら、早いねって思われてかっこいいかなって(笑)。

-ちなみに、20歳になったらやりたいことというのは?

 興味があることや好きなことを形にしていきたいです。例えば、メークやファッションが好きなのですが、ただ好きというだけではなくて、それにまつわる資格をとってみたり、好きを越えたことをしたいですね。それから、お魚。食べるのが大好きなんです。なので、お魚の資格もとってみようかなと思っています(笑)。

-最後に公演に向けた意気込みや読者にメッセージをお願いします。

 心のまま、思うままに動く好奇心旺盛でエネルギッシュなピーター・パンと「大人にならなきゃ」と思いながらもピーター・パンに憧れを抱く乙女心を持つウェンディ。そんな二人の対比も魅力的で面白いと思います! きっと最高の夏の思い出になると思いますので、ぜひ劇場に遊びにきていただけたらうれしいです。

※文中の「榊原郁恵」の榊は木ヘンに神 /「山崎玲奈」の崎は立つ崎

(取材・文・写真/嶋田真己)

青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」

 青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」は、7月24日~8月2日に都内・東京国際フォーラム ホールCほか、愛知、広島、魚津、大阪で上演。