日本漢字能力検定協会(京都市)は、主催する「今年の漢字」が今年で30回目を迎えることを記念して、歴代「今年の漢字」に関連した場所で大書の特別展示を実施している。
現在は、日本歴代最高気温(41.1度)の記録を持ち、「暑さ対策日本一」を掲げる埼玉県熊谷市で2010年「今年の漢字」第1位となった「暑」の大書を展示している。8月30日までは大温度計の設置で知られる八木橋百貨店、8月31日~9月17日はJR熊谷駅、9月18~25日は熊谷市役所本庁舎に展示する。同協会は「『暑』の一字を展示することで、熱中症の予防と対策の強化ができればという思いから今回の展示が実現した」としている。
同協会では、特別展示を希望する自治体や企業を11月30日まで募集している。
「今年の漢字」は、同協会が漢字の奥深い意義などを伝えるための啓発活動として1995年に始まった。その年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字を発表している。