エスエスケイフーズ(静岡市)、オタフクソース(広島市)、ケンミン食品(神戸市)、永谷園(東京)、日本ハム(大阪市)、ハウス食品(大阪府東大阪市)の食品メーカー6社は、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの共同開発する活動「プロジェクトA」に取り組んでいる。その一環として、子どもから大人まで楽しめる食物アレルギー配慮レシピ「夢のお子様ランチ」を共同開発した。
レシピ開発に当たり2024年4月に、日本ハムが運営する食物アレルギーケア総合プラットフォーム「Table for All 食物アレルギーケア」で、228人を対象に「理想のお子様ランチ」に関するアンケートを実施。その結果、食物アレルギーのある子どもの約43%が、「外食でお子様ランチを食べたことがない」と答えた。特定原材料7品目を使用しないお子様ランチについては、「ぜひ食べたい」と「食べたい」を合わせて90%が「食べたい」と回答。アレルギー対応があればお子様ランチを食べてみたいと考えている子が多いことが分かった。
今回開発したレシピは、フードコーディネーター・料理家の長岡美津恵さんが監修し、6社の商品を組み合わせた。特定原材料8品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに・くるみ)は不使用。「好きなものがたくさん入っている」「食べてワクワクする」「みんなで一緒に食べられる」という要素に加え、人気上位メニューを参考にし、「夢のお子様ランチ」を完成させた。レシピは、プロジェクトAのホームページで2月19日から公開している。