SDGs

箱の中に広がる世界を感じ他者を受け入れる 江戸川区がSDGs企画でボックスアート展

ボックスアートの公募作品を展示 日比野氏が企画・監修、江戸川区総合文化センター 画像1
江戸川区総合文化センター 「第1回えどがわBOXART展作品」(一部)

 

 江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区)は11月19日から、段ボールアートの第一人者として知られる東京芸術大学学長の日比野克彦氏が企画・監修した公募展「第2回えどがわBOXART展~箱の中に自分を表現してみよう 箱の中にある他者の気持ちを受け入れてみよう~」を、同センター1階中央ロビーで開く。入場無料、12月18日まで。

 国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)達成に取り組む江戸川区のSDGs推進月間「SDGs Month in Edogawa」 に合わせて開催する。文化芸術を通してSDGsをより身近なものとして考え、体感してもらうことが狙い。

 BOXART(ボックスアート)は、箱の中や箱自体を使って、さまざまなものを表現する美術作品。箱に絵を描いたり、モノを入れたりして、自身の世界観を自由に表現するアート。特別な技術や材料が不要で、比較的容易に取り組めるため、学校の授業などでボックスアートの取り組みが始まっているという。展示作品はすべて一般から公募した。展示作品は会期後、希望者が譲り受け、持ち帰ることが可能。

 「えどがわBOXART展」のテーマには、ボックスアートを作りながら自分を考える「自分ってなんだろう?」▽展覧会を見ながら色々な人がいることを知る「他者ってなんだろう?」▽作品をコレクションして他者を受け入れてみる「共に生きるってなんだろう?」―の三つのテーマがあり、いずれも企画・監修者の日比野克彦氏の制作者・来場者に向けた問いが込められている、という。