カルチャー

江戸の生きものをフランスで見る パリ日本文化会館で国際交流展

main

 この春から大規模改修工事で休館になっている、東京都江戸東京博物館。その収蔵品の中で、動物をテーマにしたものがフランスに渡り、展示される「いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし展」が11月9日~2023年1月21日まで、パリ日本文化会館で開催される。

 世界史上でも類を見ない、極めて長期にわたり平和が続いた日本の江戸時代。18世紀初頭の江戸は人口100 万人。そして人に飼育された動物だけでなく、野生動物も含めて江戸は生物多様性に富んだ都市だったという。

 展覧会では、江戸・東京の人々といきものの暮らしの歴史と文化を紹介。動物との暮らしを楽しむ人々が描かれた浮世絵や、生活用品のデザインに取り入れられた動物たちの姿を通して、人といきものの共生の素晴らしさや、豊かな自然環境の大切さを感じる展示を目指している。