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損保協会が野口絵子さんを2023年度防火ポスターのモデルに起用 標語は「火を消して不安を消して つなぐ未来」

野口絵子さんを2023年度防火ポスターのモデルに起用 損保協会、全国統一標語は「火を消して 不安を消して つなぐ未来」 画像1
日本損害保険協会 「2023年度 防火ポスター」(野口絵子さん)

 

 一般社団法人日本損害保険協会(東京都千代田区)は、2023年度防火ポスターを作成した。ポスターのモデルに起用したのは、タレントで、登山家・野口健さんの長女の野口絵子(のぐち・えこ)さん。2004年生まれで、タンザニアのキリマンジャロ(5895メートル)やネパールのアイランドピーク(6189メートル)への登頂経験がある。野口さんは「私は山の上でもよく火を使う。暖をとったり、食事をしたりするために火は欠かせない。しかし、一歩間違えれば、大きな事故につながる。そのため火を扱う時は、常に気を抜かないようにしている」とコメントした。

 ポスターは、同協会が防火・防災意識の向上を目的として、1949年度から制作しており、79年度からはモデルにタレントを起用している。これまで松田聖子さん(1981年度)、中山美穂さん(86年度)、南野陽子さん(92年度)、柴咲コウさん(2001年度)、上戸彩さん(02年度)、長澤まさみさん(04年度)などもモデルを務めた。

 また、ポスターには毎年、全国統一防火標語も記されているが、23年度の標語は「火を消して 不安を消して つなぐ未来」。

 ポスターは約20万枚制作し、総務省消防庁の協力で、全国の消防署や役所などの公共機関を中心に4月から来年3月まで掲出される。