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ヤマト運輸、4年ぶりの対面入社式 「成長の機会と場を提供」と社長

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ヤマト運輸 「社長訓示、辞令交付の様子」

 

 ヤマト運輸(東京都中央区)は2023年4月、2019年度以来4年ぶりとなる対面式の入社式を東京都内で開いた。長尾裕社長は全国の新入社員を前に訓示し「皆さんが成長するための機会と場をしっかりと提供していきたい」と新しい力に期待した。

 新入社員は大学・大学院卒111人、短大・専門卒4人、高卒215人の計330人。訓示の中で長尾社長は、これらの330人の新しい力に期待するとともに、ヤマトグループの「経営理念と社訓」の重要性を強調。「経営理念は、まさに私たちの存在意義=パーパスになる。社訓は、社員の心構えであり、時に心の支えにもなる。“ヤマトは我なり”は、自分事として仕事を考える。“運送行為は委託者の意思の延長と知るべし”は、物を運ぶのは単に物だけ運ぶのではなく、その荷物を運んでほしいと依頼された方の思いも一緒に運んでいることを表現している。“思想を堅実に礼節を重んずべし”は、常に正しい考えのもと、礼儀・礼節を重んじた人間関係を構築する。これは社会人として意識すべき非常に大切なことだ」と述べた。