カルチャー

“やるべきことをつい後回しにしてしまう人”に科学的対処法を伝授 20万部突破のベストセラーがマンガに

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 「やらなきゃいけないことがあるのに、ついスマホを見てしまう」「体を鍛えたいと、何年もジムを探し続けている」「早く上司にトラブルを報告しなきゃと思いつつ、夕方になってしまった」――。やらなければいけないこと・やりたいことがあるのに、ギリギリにならないと動けない、どうしたらやる気が出るのだろうと悩む人たちに、アドラー心理学や脳科学に基づいた“やる気に頼ることなく自分を動かすためのコツ”をマンガで楽しく伝授! かんき出版(東京)から、『マンガでよくわかる やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(大平信孝/著、河村万理/作画)が、4月19日に発売される。税込み1540円。

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 ビジネスパーソン、勉強と部活の両立に励む学生たち、仕事や子育てと目まぐるしい毎日に追われる子育て世代の人たちなど、幅広い層からの支持を集めて累計発行部数20万部のベストセラーとなった『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』のマンガ版。 主人公は、酒類メーカーで営業を担当している3年目の若手女性社員。商品企画を志して入社したものの営業部に配属され、なんだかやる気の起きない日々を送っている。やるべきことをつい先延ばしにしてしまうクセもあり、自己嫌悪に陥っていたが、会社帰りに突然空から降ってきた謎の「ナマケモノ」を受け止めたことから徐々に人生が変わり始め・・・。そして、自分の本当にやりたかったことを思い出し、夢に向かって一歩踏み出すというストーリー。

 「やるべきことをつい先延ばしにしてしまう」のは、個々の性格や能力のせいではなく、脳が面倒くさがっているだけなのだという。脳の仕組みを理解し、行動スイッチの入れ方を知り、自分を動かすことができるようになる方法をマンガで分かりやすく紹介。主人公の下にはアドバイザーの「ナマケモノ」が降ってきたけれど、「やる気」は湧いてくるものでも降ってくるものでもなく、行動した後にしかついてこない・・・。やたら人間に詳しい「ナマケモノ」は、主人公に「明日やる大事な作業の書類を、引き出しの一番目立つところに置いておく」「作業の時間や場所を区切る」などのアドバイスをする。そのアドバイスの根拠を理解することで、自分の行動パターンを変えていくことにつなげられそうだ。

著者:大平 信孝
著者:大平 信孝

 著者の大平信孝氏は、アンカリング・イノベーション(東京)代表取締役、メンタルコーチ、目標実現の専門家。脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発し、1万5000人以上の課題を解決してきたほか、オリンピック出場選手・トップモデル・ベストセラー作家・経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施してきた。各種メディアでも活躍し、法人向けのチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修・講演・エグゼクティブコーチング等を提供。個人向けに、行動イノベーションやプロコーチ養成などの講座やスクールも主宰している