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傷だらけのルースに会いに行こう 名古屋で「恐竜ミュージアム」無料開催

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 驚くほどの完全度で見つかった大型肉食恐竜の全身骨格標本は、全長7m×高さ3m。ゴルゴサウルスの「ルース」だ。でも全身傷だらけ。この珍しい骨格標本やCG映像などを見ることができる「恐竜ミュージアム ー科学で紐解く恐竜の世界ー」(ソニーマーケティング・東京)が10月7~22日、ソニーストア名古屋で無料開催される。会期中は夜間、巨大な「ルース」をライトアップ、栄交差点から幻想的なシルエットが楽しめる。

 失われやすい小さな指先や尾の先端部なども含む形で発見された、貴重なルースの全身骨格標本。大型肉食恐竜にはろっ骨の変形や足の疲労骨折などはよく見られる症例だというが、ルースの場合、それ以上の病変部が全身に確認されている。脳腫瘍による何らかの機能障害が多数のけがの原因となり、真っすぐに歩くことさえ困難な状態で何年も生き延びたと推測され、現在も研究が進められている。想像を超えた驚異的な生命力。ルースのほかにも、ティラノサウルスの頭骨や幼体トリケラトプスの全身骨格など、東海初公開を含む貴重な骨格標本約20点が展示される。

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