カルチャー

シューベルト組が来日コンサート  創立525周年のウィーン少年合唱団

 1498年に創立され、世界中で数多くのコンサートを行っているウィーン少年合唱団。 2024 年も日本ツアー(ジャパン・アーツ・東京)が開催される。 “天使の歌声”と称され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているウィーンの歴史ある音楽大使たち。4月27日の宇都宮公演を皮切りに、西から東まで全国およそ25公演を予定している。7935-18-d96ebd30dd19f95f97d66cd0b2ef1c5e-1500x844

 2024年は、前身の「宮廷少年聖歌隊」が「ウィーン少年合唱団」という新しい名前で生まれ変わってから100年の節目。加えて、芸術的および社会的に傑出した業績を残した団体や著名人に贈られる「ヨーロッパ文化賞2024」をウィーン少女合唱団(2004年設立)と共同で受賞し、話題となっている。

 合唱団は、シューベルト組、ブルックナー組、ハイドン組、モーツァルト組の4グループに分かれて活動しているが、今年は、合唱団が生活するウィーンのアウガルテン宮殿からシューベルト組が来日。カペルマイスターのオリヴァー・シュテッヒ率いるシューベルト組が披露するのは、ワルツ「美しく青きドナウ」などウィーンを代表するシュトラウスの定番曲から、美しいクリスマスキャロル、久石譲「人生のメリーゴーランド」や、米津玄師「パプリカ」など日本で大人気の名曲まで幅広いプログラムだ。

 また、今年の東京公演では、ウィーン少年合唱団を指揮するカペルマイスターに、合唱団が歌う前に行う発声練習や、体をリラックスさせる方法を教えてもらう“ウェルビーイングタイム”(住友生命)が、開演前のホール客席内で行われる。チケット料金などの詳細はウィーン少年合唱団2024 特設サイトへ。

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