カルチャー

トヨタ博物館で企画展「日本のクルマとわたしの100年」 メインテーマは「日本におけるクルマと女性のかかわり」

 トヨタ自動車の文化施設「トヨタ博物館」 (愛知県長久手市)は、9月7日(土)から2025年1月13日(月・祝)まで、企画展「日本のクルマとわたしの100年」を開催する。「日本におけるクルマと女性のかかわり」という観点から、自動車史を5つのゾーン、車両9台で紹介する。

 1910年代には日本で最初に免許を取得した女性、1950年代からはモータースポーツに参戦していた女性がいた。また、時代の流れとともに女性ドライバーの増加を見越して、特別仕様車が登場。現在では、クルマづくりの現場において、性別にかかわらず多様な人材が活躍している。これらに関連した車両を、同館収蔵車のほかに、国内自動車メーカー・自動車博物館の協力を得て展示する。

 愛される“クルマ”をつくり続けるために、多様な人々の深く広い知恵を集め、熱意をもって取り組むべきと考える同社。同企画展では多様性の一つとして、これまで見過ごされがちだったクルマと女性のかかわりを取り上げ、新たな発見の機会を提供する。

 展示車両協力社は、スズキ、ダイハツ工業、日産自動車、日本自動車博物館、マツダ(50音順)。紹介する車両9台は、ダットサンの「16型 セダン」・「フェアレディ 1200」・「ブルーバード 1200 ファンシーデラックス」、いすゞの「ヒルマンミンクス」、ダイハツの「ミラ」、スズキの「アルト 麻美スペシャル」、トヨタの「WiLL Vi」、マツダの「デミオ」、レクサスの「UX250h」。マツダの「デミオ」は、10月2日(水)~8日(火)の期間は展示しない。

 また、企画展内に設ける「わたしとクルマ」のコーナーに掲示する写真を、9月7日(土)~12月1日(日)の期間に募集する。女性大歓迎とのこと。クルマと一緒に自分が映っている写真で、 L版サイズ以下に出力したものがが応募要件。企画展示室での展示とSNS等への掲載了解も条件だ。写真を持参した本人1人に限り入場料が半額となる(他の割引との併用は不可)。受付場所は、クルマ館1階で受け付ける。持参した写真の返却はしない。

 トヨタ博物館の開館時間は、9時30分~17時(入館受付は16時30分まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌平日)。10月28日(月)~11月2日(土)は臨時休館。年末年始の12月26日(木)~1月3日(金)も休館。入場料は、大人1200円、シルバー(65歳以上)700円、中高生600円、小学生400円(税込み、団体割引あり)。会期中の1月4日(土)~8日(水)は小学生入場無料。