カルチャー

能装束を紹介する展覧会 日本の伝統芸能に秘められた「格式の美」を堪能する

  文化や芸術を味わうのにぴったりの秋。9月25日~10月26 日まで、東京の丸紅ギャラリー(丸紅)で、「格式の美 —丸紅コレクションの能装束—」が開催される。400点以上の染織品コレクションの中から、能装束に焦点を当てて紹介する展示会だ。

 室町時代に世阿弥によって大成された能楽は、桃山時代に戦国武将を中心に愛好され、江戸時代には武家の公的な儀式で演じられる「式楽」として大名たちにたしなまれた長い歴史を持つ日本の伝統芸能。丸紅は、前身の丸紅商店時代に呉服制作の研究資料として染織作品を収集してきた。今回はその中から、江戸~明治時代の能装束と装身具、国立能楽堂所蔵の能面を展示し、能装束に秘められた格調高い日本の美意識を紹介する。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)、日曜日・祝日休館。入館料は一般500円、高校生以下は無料。障がい者手帳を持つ人と介助者1人無料。着物・浴衣など和装で来館の人は無料。