鹿児島県・大隅諸島にある屋久島の、標高500メートル以上の山地に自生する「屋久杉」。別名「厄過ぎ」とも呼ばれ、長寿・繁栄のご神木としてあがめられているという。開運や浄化の象徴とされ、歴史的にも珍重されてきたこの屋久杉の、樹齢なんと1300年という「千三百年龍」が12月20日(金)、東京・銀座のゼクサバース東京(ゼクサバース・東京)で展示される。
1993年に屋久島が世界遺産に認定されたことをきっかけに屋久杉の伐採が禁止され、競りも禁止となったた。今では新たに入手することが不可能な、日本で最も貴重な樹木の一つ。日本の自然遺産であると同時に、数千年を生き抜いた強さと美しさの象徴でもある。その神秘的な魅力に触れることで、自然とのつながりやその尊さを改めて感じることができる展示の原木は、推定樹齢1300年で、龍の頭に似ていることから「千三百年龍」と名づけられた。オブジェは表面を磨いたのみで、塗布などの加工はほとんど何もなされていない。それでも暖かい日などは木自体からにじみ出てくる油分で光沢が出るのだそうだ。
ゼクサバース東京の場所は東京都中央区銀座2-3-12 マロニエゲート銀座3-3F。営業時間は11時~21時。入場無料。