カルチャー

茨城県つくば市で伝統に新しさをプラスした「どんど焼き」 書道パフォーマンスも披露

 茨城県つくば市の国指定史跡「小田城跡歴史ひろば」を舞台に行う、古き良き伝統を現代につなぐ「第37回つくば小田どんど焼き2025」 (七色武士・つくば市)が、2025年1月18日(土)に開催される。10時~18時。入場無料。

 正月飾りや書き初めを焼き、その火で餅を焼いて食べる「どんど焼き」は、無病息災や五穀豊穣を祈る伝統行事。近年は実施する地域が減りつつあるが、国指定史跡「小田城跡」を舞台に開催されるどんど焼きは、貴重な行事として毎年多くの来場者が訪れている。

 イベントを主催する七色武士の小出卓哉代表は、「どんど焼き」の文化を次世代に引き継ぐため、イベントの規模拡大や新しい試みに挑戦。若い世代に伝統文化に気軽に親しんでもらおうと、書道パフォーマンスや竹燈イルミネーション、ステージを彩るちょうちん、城にちなんだのぼり旗の設置、チルアウトミュージックといった現代的な要素を取り入れている。

 「2025つくばの一文字」は、同イベントの見どころの一つ。当日は、つくば市長が考案した“2025年を象徴する一文字”が発表され、「どんど焼き」の書道パフォーマンスの一環として披露される。

 「つくば冬のグルメフェスタ」も同時開催。テントブースやキッチンカーが出店し、温かい汁物や軽食などを提供する。