カルチャー

美術館へ行きたくなる舞台劇 チケットは完売、観劇はライブビューイングか配信で

 「美術館はあまり得意じゃない」という人にぴったりの舞台がある。「学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート」が、東京のサンシャイン劇場で開幕した(キョードーメディアス・東京)。チケットは全公演即完という注目度の高い作品。劇場での観劇がかなわなかった人のために、現在配信チケットを販売中。2月9日(日)には、全国のイオンシネマ60劇場でライブビューイングも開催される。

 物語に出てくるのは、騒々しくてわかりやすい美術館。美術館は静かでちょっと苦手、という印象を持つ人には、正反対のイメージだ。ここに新人の学芸員としてやってきたのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの研究をしている鎌目志万(かまめしまん)という男。個性豊かな面々がミュージアム・コメディーを繰り広げる。

 脚本・演出を手がけた小林賢太郎さんは、「美術館と劇場には作品と観客が同じ空間を共有するという共通点がある。配信や映画館でも、同じ空間にいるような気持ちで楽しんでいただけたらと思います」とコメントしている。本編と特典映像を見ることができるストリーミングチケットは税込み6600円。配信期間は2月28日(金)まで。ライブビューイングは全劇場一律、同4500円。