カルチャー

毛糸で作る食べものの世界へ かぎ針の食べぐるみ

『いらっしゃいませ!なに食べる? かぎ針の食べぐるみ』(日東書院本社刊)

 樹脂などで作られている食品サンプルは、ニッポンの面白いお土産として海外からの観光客にも人気のアイテム。これをかぎ針編みで作ると、また別格のかわいさがある。『いらっしゃいませ!なに食べる? かぎ針の食べぐるみ』(くわはらけいこ著、日東書院本社、税込み1870円)が6月22日に発売される。ページをめくっているだけでお店めぐりの楽しさがあるが、編み図があるので当然自作に挑戦できる。

 パン屋さんのショーケースに並ぶ焼きたてのパン。フルーツがたっぷりのったケーキやパフェ。昔ながらの和菓子屋さんのたい焼きやおだんご。おすし屋さんのにぎりずしや食堂の定食まで、身近でおいしそうな食べ物たちを、かぎ針編みで再現した作品集。ミニチュアの食品サンプル毛糸バージョンだ。手のひらサイズで愛らしく、眺めているだけでも心がなごむ。

 毛糸と針だけで、何もないところから立体的な食べ物が生まれていく過程はまるで魔法のよう。最初は一玉の毛糸だったものが、やがてふっくらとしたあんぱんになったり、みずみずしいイチゴになったり、立派なハンバーガーになったりする楽しさは編み物の醍醐味(だいごみ)。材料や道具の紹介から、作り目、編み図記号の読み方、基本テクニックまで丁寧に解説されているので、 経験者はもちろん、これからかぎ針編みを始めたい人にも分かりやすい。

 かわいいディスプレイや手作りギフトになるのはもちろん、子どもたちのおままごと遊びの小物にもピッタリだ。

『いらっしゃいませ!なに食べる? かぎ針の食べぐるみ』(日東書院本社刊)