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洋楽ファン必聴の「全米トップ40」が放送開始50年 ラジオ日本では10月13日25時から特別記念番組を放送

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 あの頃は最新の全米ヒットチャートを熱心にメモしながら聴いていたという人も多いのでは?

 1970~80年代の洋楽黄金時代を支え、ファン必聴だったラジオ日本(かつてのラジオ関東)の人気ラジオ番組「全米トップ40」は今年、放送開始から50年を迎えた。節目の年を祝うため、ラジオ日本は、10月13日(木)25時(14日午前1時)から「全米トップ40~放送開始50年記念スペシャル」を放送する。

 メインパーソナリティーだった湯川れい子、元ラジオ日本アナウンサーの坂井隆夫がスペシャルゲストとして登場し、番組の思い出を振り返る。1972年10月第2週から86年9月最終週まで、14年間にわたって放送された番組の中での忘れ難い貴重な場面を、秘蔵のアーカイブの中から紹介する予定だ。

 また、初代アシスタントDJの「チャッピー」こと山本さゆり、2代目アシスタントDJ今泉圭姫子からは声のメッセージも届けられる。番組の進行は、現在「全米トップ40 THE 80’s DELUXE EDITION」のパーソナリティーを務める矢口清治。

 秘蔵アーカイブの内容は、50年前の第1回放送のオープニングテーマや、1977年夏のエルビス・プレスリー急死の報を受けて湯川れい子が語った悲しみのコメント、ジョン・レノンら数多くのスターたちから届いた生の声、毎週のナンバーワン・ソングをはじめとしたヒット曲を美しく訳して朗読する湯川の対訳など。

 また、今回エルビスの大ファンでもある湯川の口から、これまでに公になったことのない、エルビスの死をめぐる秘話が明かされるという。

 放送を聴いた人の中から抽選で、初期の番組ロゴが入った「オリジナルステッカー」を50人にプレゼント。さらに抽選で1人に「湯川れい子サイン入りのステッカー」が当たる。詳細は番組の中で紹介される。

 「全米トップ40」は、米音楽情報誌「ビルボード」のヒットチャートを紹介する全米放送のカウントダウン番組の日本版。米国の最新音楽事情を知ることが出来る貴重な番組として、日本の洋楽ファンに絶大な人気を誇り、ラジオ関東の電波が届く首都圏の大学に「全米トップ40研究会」というサークルが次々につくられたほどだ。

 米国で「全米トップ40」の放送がスタートしたのは70年7月11日のこと。それに遅れること2年余り、72年10月14日にラジオ関東での放送が始まった。

 ケイシー・ケイサムがDJをする原盤が毎週空輸され、それに湯川が解説を加えていた。記念すべき日本での放送第1回目のチャート1位はマイケル・ジャクソンの「ベン」だった(ポップス中毒の会著「全米トップ40研究読本」学陽書房より)。