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元日に「全米トップ40スペシャル~『一語一会』」を放送! タイトルが「単語1語」(One Word)の曲を特集

湯川れい子さん(右)と矢口清治さん。
湯川れい子さん(右)と矢口清治さん。

 ラジオ日本(東京)は来年の元日に「全米トップ40スペシャル~『一語一会』」を放送する。おとそ気分で、番組リスナー、スペシャルゲストの湯川れい子さん、ディスクジョッキーの矢口清治さん、音楽業界の代表の選ぶ「単語1語(One Word)」の曲を堪能しよう!
 1972年10月から1986年9月まで、14年間に及ぶ「全米トップ40」のラジオ日本での放送期間中に、TOP40(上位40位)にチャート・インした曲の中で、タイトルが「単語一語」の曲は300曲以上。その中から「心に残るこの1曲」を募集した。
 選ばれたリスナー8人が、その曲を胸に番組に集合。音楽ファンの思いあふれる2時間スペシャル番組となった。今、半世紀の時を超えて、感動がよみがえる。
 昭和生まれから平成生まれまでの8人のリスナーがZoomによるオンラインで参加し、リクエスト曲への「思い」、「選曲理由」などを熱く語る。
 音楽業界代表として3人――ユニバーサル・ミュージック・パブリッシングのジョニー・トンプソンさん、ソニーミュージックレーベルズの白木哲也さん、フジパシフィックミュージックの森俊一郎さん――が参加し、フリートークを繰り広げる。
 湯川れい子さん、矢口清治さんもそれぞれ思い出の「ワンワード・ソング」を選び、その選曲理由とともにお届けする。湯川さんの対訳も。
 ラジオ日本での放送は来年1月1日(日・祝)の午後1時から3時まで。そのほか、静岡放送と山梨放送では1月2日(月・祝)の午後2時から4時まで、南日本放送では同日の午後2時35分から4時35分まで、北日本放送では1月3日(火)の午後2時から2時間、放送される予定となっている。
 「全米トップ40」は1970年7月4日(アメリカ独立記念日)、初代DJのケーシー・ケイスンによって放送開始。72年10月14日、ラジオ関東(現ラジオ日本)での放送がスタートした。パーソナリティーは湯川れい子さんが務めた。
 「未知なる外国の音楽」について多くの洋楽ファンの好奇心を満たすために、歌詞の意味や、スラング、地理、社会問題までも盛り込みつつ解説。洋楽ファン必聴の人気番組となり、ヒットチャートをペン片手にチェックしながらのリスナーもいたという。
 70年代後半あたりから、東京6大学をはじめ、全国20以上の大学に「全米トップ40研究会」なるサークルが次々に発足した。レコードの貸し借りをしたり、情報交換したり、一緒にコンサートに行ったり、ファン同士が交流しつつ結束し、番組を支えた。
 ラジオ日本での放送は’86年9月27日に終了。現在は矢口清治さんの出演で「全米トップ40 THE 80’s DELUXE EDITION」として放送されている。