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西島秀俊「僕のギャラを全部返します」 「ぜひ子どもたちが見られるバージョンも作っていただけたら」

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 「仮面ライダーBLACK SUN」舞台あいさつが25日、東京都内で開催中の第35回東京国際映画祭で実施され、出演者の西島秀俊、中村倫也と白石和彌監督が登壇した。

 本作は、1987年に放送され、人気を博した「仮面ライダーBLACK」をリブート。西島が「仮面ライダーBLACK SUN(南光太郎)」を、中村が「仮面ライダーSHADOWMOON(秋月信彦)」を演じた。

 「仮面ライダー」の第1話が放送された年に生まれた西島は「これだけ長い間愛されたシリーズで、その中でも金字塔といわれている『仮面ライダーBLACK』のリブートということで非常に光栄。なおかつプレッシャーを感じてこの作品を受けました」とオファーを受けた際の心境を語った。

 また、「近年の仮面ライダーもとても面白くて、ぜひ参加したいと思っていました。でも僕の年だと正直、敵役かなと思っていました。今回仮面ライダーの役をオファーしていただたいので、即決しました」と明かした。

 一方、「小さい頃に『仮面ライダーBLACK RX』をリアルタイムで兄貴と見ていた」という中村は「その中でもSHADOWMOONのことは強烈に覚えていて。だから今回はオファーが来たというよりは、この企画を聞きつけて、僕が『やらせてくれ』ってプロデューサーに言った、みたいなスタートがある」とエピソードを紹介。

 「それぐらい憧れの存在だった。非常に気を引き締めてやらせていただきました」と熱い思いを語った。

 演じた際の苦労を問われると、「カリスマに見せなきゃいけなかったので…。ヘラヘラしている人間なので、ピリッとさせられるかなと。あと変身のときにベルトが出てくるのですが、特撮ならではのテクニカルなこともいっぱいあったので、そこが難しかったです」と答えた。

 本作のレーティングはR18+。2児の父親でもある西島は「僕、ギャラを全部返しますので、個人的には、ぜひ子どもたちが見られるバージョンも作っていただけたらと思っています」と笑顔でリクエスト。

 白石監督は「僕が当初目指したのはPG12。ですが、なぜか完成したときにR18+になっていた。これは僕の不徳の致すところ。子どもたち、ごめんなさい」と苦笑した。

 ドラマは、Amazonプライムビデオで28日から配信開始。