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「君が心をくれたから」“太陽”山田裕貴と遺作絵画のとある共通メッセージに視聴者涙 「これ最終回に体中の水分全部なくなるんじゃないか」

 永野芽郁が主演するドラマ「君が心をくれたから」(フジテレビ系)の第9話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は、主人公・逢原雨(永野)が、愛する男性、朝野太陽(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。脚本は小説家・宇山佳佑氏によるオリジナル。

 雨は太陽からのプロポーズを受け入れ、ふたりだけで結婚式をした。だが、雨は婚姻届を出さなかった。あと1カ月後に太陽の前から姿を消す決意をした雨は、その間だけ、太陽の奥さんでいたいと願っていた。

 太陽は、妹・春陽(出口夏希)から、母・明日香の写真を渡される。太陽がその写真を見るとそこに写っていたのは、案内人の千秋(松本若菜)だった。

 太陽は、雨にも千秋の写真を見せる。雨は「これからは伝えたいことを伝えられるね」と喜ぶが、日下(斎藤工)が現れて、「止めた方がいい」と忠告する。さらに、もし太陽が千秋のことを「母さん」と呼んだら、千秋は月明かりに溶けて消えてしまう、と話す。

 その後、美術館に現れた日下は千秋に太陽が写真を見たことを告げる。そして、千秋が太陽の前に現れると、太陽は亡き母に「ごめんなさい」と伝えてほしいと千秋に頼む。一方、雨は日下に「死なせてほしい」と言う。すると日下は自分の奇跡を受け入れた過去について話す。

 放送終了後、SNS上には「お互いが親、息子と知りながら言えないなんて。言えば消えてしまうなんてつらすぎる。太陽の『ごめんなさい』には胸が張り裂けそうになった」「陽平(遠藤憲一)と千秋の会話を見て涙止まらない。やっぱ、エンケンの演技力すごいな」「家族団らんシーンに大号泣した」などの声が投稿された。

 また、後半には日下が生前に瀕死(ひんし)の恋人の奇跡を受け入れ寝たきりになった挙げ句、画家を目指す恋人に捨てられたという事実が明らかになった。さらにラストには日下が彼女の絵画展を訪れて、日下が描かれた遺作絵画「ごめんなさい」を見つける様子が描かれた。

 これについては「日下さんも奇跡を受け入れた一人であったか。『ごめんなさい』というタイトルの絵を見た時は感動的だった」「触れ合えない母と子、そして日下のことを思い最後に描かれていた「ごめんなさい」。これ最終回に体中の水分全部なくなるんじゃないか」「日下さん優しいなー。他人の代わりに一生寝たきりになったのに」などの声が投稿された。

「君が心をくれたから」(C)フジテレビ