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ウクライナ養蜂の復興願い アートなひまわりはちみつ

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 今年はウクライナの年になった。注目されている理由が哀しくて喜べないが、それでもあまり知らなかった地域の歴史や文化を知るきっかけが増えた。ウクライナは世界でも屈指の養蜂大国。その復興を願い、現代美術アーティストがパッケージにひまわり畑をデザインした「ウクライナひまわりはちみつアートギフト」(クインビーガーデン・静岡市、110g×2本で税込み4,000円)が11月15日に発売される。先行予約をオンラインショップで受け付けている。

ウクライナ養蜂の復興を願ったアートパッケージ
ウクライナ養蜂の復興を願ったアートパッケージ
2021年以前の蜂場の様子
2021年以前の蜂場の様子

2021年以前の蜂場の様子

 ウクライナでは、ひまわりが主に食用の種や油をとるために広大な平原一面に植えられており、夏の開花期にはミツバチたちの重要な蜜源になっている。多くの家族が養蜂を営み生活しているが、この2月以降のロシアの侵攻で養蜂家や蜂場は厳しい状況に置かれたままだ。そこでこのウクライナ産のはちみつに、画家・現代アーティストの荻野夕奈氏が蜜を求めて飛び回るミツバチや、とろりとしたはちみつのイメージから着想を得て描いた抽象画をパッケージにして発売することにした。

 ウクライナ産の蜂蜜は、陽の光を集めたような目にも鮮やかな黄金色。口に含むと角のない澄んだ甘みが広がり、後味はキレがありさわやか。バケット、ライ麦などのハード系のパンや、チーズ、フルーツなどに幅広く使えるのが魅力だ。