社会

9~31歳までの若者が「2050年の社会のビジョンと実践」についてスピーチ 450人超から選ばれた10人によるコンテストの決戦を公開

 松下政経塾(松下幸之助記念志財団・神奈川県茅ケ崎市)は、11月16日(土)に開催する「第5回松下幸之助杯スピーチコンテスト決選大会」の観覧者を募集している。会場は、松下政経塾講堂、時間は13時~17時30分(開場12時30分)。観覧無料。

 松下幸之助氏は、パナソニック ホールディングス株式会社を創業した実業家。出版・普及、啓発・実践を3つの柱として事業を展開するPHP研究所 (京都・東京に本部)や、未来のリーダーを育成する松下政経塾を設立するなど、思想家・哲学者・教育者としても多くの事績を残した。松下氏が生涯掲げた志が、「自分たちの使命は、この世から貧乏をなくし、豊かな社会をつくることにある」。松下幸之助杯スピーチコンテストは、松下氏のこの志を次世代につなげつつ、未来を切り拓く長期的なビジョンを描き、実践しようとする青少年を応援することを目的に開催している。

 今年度のスピーチコンテストのテーマは、「2050年の社会のビジョンと実践~SDGsのその先を描こう~」。国内29都道府県・海外から450人超が応募し、厳正な一次審査で、決選大会の出場者10人が決定した。決勝大会では、最年少9歳、最年長31歳までの若者たちが、「2050年はこんな社会にしたい!」という“思い”や“具体的な実践”を力強くスピーチする。社会課題と真剣に向き合う若者たちのスピーチを、会場に聞きに行くことで応援できる。

 決選大会の審査員長は、佐伯聡士氏(読売新聞東京本社 取締役・調査研究本部長)、審査員は、辰野まどか氏(一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト代表理事/ファウンダー)、井手英策氏(慶應義塾大学経済学部教授)。

 決戦大会観覧の申し込みは、11月14日(木)までにウェブサイトから。定員150人に達し次第、締め切る。また、決選大会の様子は、松下政経塾公式YouTubeチャンネルでライブ配信も予定している(無料)。スピーチコンテストPR動画も紹介している。

■出場者は下記の通り(氏名・所属・スピーチタイトル)

【学生の部】

・青木瑛都さん(札幌市立緑丘小学校)「笑顔輝く未来のために」

・長谷部紗世さん(瀬戸SOLAN学園初等部)「今の私にできること~地球温暖化を食い止めるには~」

・真田涼佑さん(N中等部)「災害に強い国を次世代へ。」

・田中杏樹さん(捜真女学校高等学部)「パートナーシップの観点からビジョンを掲げる」

・高松ひかりさん(カンタベリー大学)「校則問題と民族性、自分らしさ」

【社会人の部】

・DANG MAI NHIさん(株式会社フードフォース)「文化と持続可能な未来を繋ぐ架け橋」

・平良友依さん(株式会社ルックスケアホールディングス)「障がい者が笑顔で働ける社会を目指して」

・北澤愛友実さん(公務員)「いじめ後遺症の認知を高め、被害当事者が生きやすい社会をつくる」

・高橋智恵さん(架け箸)「共感者が世界を変える」

・吉川莉奈さん(一般社団法人フェアリーエンターテイメント)「エンターテイメントの力で描く2050年の多様性社会」