世界で初めて開発した「水素カートリッジ式発電自販機」(コカ・コーラ ボトラーズジャパン・東京)が、約1カ月後に迫った大阪・関西万博に設置される。開幕に向けて3月18日に設置式が開催された。
この自販機は、自動販売機本体と発電機で構成されており、発電機に水素カートリッジを装てんし、水素と酸素の化学反応によって電気を生成、稼働する仕組みになっている。天候や設置場所の影響を受けず、稼働時にはCO2を排出せずに自家発電する自動販売機だ。万博の来場者が「未来の自動販売機」を体験できるよう、発電機には発電の仕組みを案内するディスプレイを搭載している。
また、自販機はコカ・コーラ公式アプリ「Coke ON®」にも対応しており、アプリ操作画面の視覚情報だけでなく、スマホのバイブレーションによる触覚情報や、音声読み上げなどの聴覚情報の利用を通して、高齢者や障がいのある人など誰もが使いやすい自販機を目指している。設置場所は、万博会場内の大屋根リング北側だ。