滋賀県は、単に観光地を巡るだけでなく、地域の人との交流の中でより深く地域の魅力を体験するコンテンツを、「シガリズム体験」として情報発信している。このほど40以上あるという「シガリズム体験」から三つを紹介。「滋賀ならでは」の体験参加を呼びかけている。概要は以下の通り。
【金箔(きんぱく)押し体験】「業界最高レベルの伝統の職人技をご覧あれ!工房見学と工芸体験!」(彦根市・井上仏壇)=伝統工芸品「彦根仏壇」は、「仏壇七職」と呼ばれる木地師、宮殿師、彫刻師、漆塗師、金箔押師、蒔絵(まきえ)師、錺(かざり)金具師の分業で作られており、体験を提供する井上仏壇店では、最高レベルの職人が多数在籍。その日本伝統工芸の職人技が結集してつくられる日本独自の文化、美術品としての「仏壇」の工部を一部見学でき、さらに自分だけの工芸品づくりを体験できる。
【コースター手作り体験】「全国でここだけ!近江上布の地機(じばた)織り体験! 」(愛荘町・近江上布伝統産業会館)= 近江上布は滋賀を代表する伝統工芸品の一つ。上布とは細い麻糸を平織りしてできる上等な麻布で、爽やかな着心地が特徴。近江上布を麻織物の地機(じばた)の機織りでコースターの手作り体験ができる。
【豆腐、昼食づくり体験】「まるで昔話!かまどや囲炉裏のある古民家で里山暮らし体験! 」(高島市・たらいち邸)=築150年 滋賀の歴史を感じられる古民家で湧き水を利用した手作り豆腐体験ができる。「たらいち邸」とは、集落内で「太良一」として親しまれていたことが名前の由来。築150年の古民家をリノベーションし、貸し切りで里山の暮らしを体験できる宿泊施設。
各体験コースの予約など詳細はサイトを参照。