「アライバコンビ」といえば、落合博満監督が指揮を取った中日ドラゴンズの黄金時代を支えた鉄壁の二遊間。その一人・井端弘和氏は、今年“侍ジャパン”(野球日本代表)の監督に就任し、初陣となった11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」を4戦全勝の優勝で飾って評判となった。もう一人の荒木雅博氏は、2018年の引退前からドラゴンズのコーチを務めてきたが、今年の10月に退団が発表され、今後の去就が注目されていた。そんな中、12月24日にCBCテレビで放送された「サンデードラゴンズ」に荒木氏が出演。番組内で来シーズンからCBCテレビ・ラジオの解説陣に加わることが発表された。
荒木氏は、1995年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団し、現役時代はゴールデングラブ賞を6回、ベストナイン3回、盗塁王を1回獲得。2017年には2000本安打を達成した。現役23年・コーチ5年の計28年間にわたってドラゴンズを支え続けてきたが、来シーズンからはCBCテレビ野球中継「燃えよ!ドラゴンズ」「サンデードラゴンズ」、CBCラジオ野球中継「CBCドラゴンズナイター」で野球解説者となる。守備の名手、走塁のスペシャリスト目線での解説に期待が高まる。
それに伴い、荒木氏は以下のメッセージを寄せた。「まずは、長い間支えてくださった、中日ドラゴンズとファンの皆さまに感謝を申し上げます。新しい仕事に挑戦することになりますが、不安が半分、ワクワクも半分といった不思議な気持ちです。今度はグラウンドの外から、また野球と向き合って、いろんな発見をして、解説者として中日ドラゴンズの魅力を視聴者の皆さんにお伝えできればと考えております」。