まめ学

もらってみたい? 「バラの花束」を贈るプロポーズのアンケート

108本のバラでのプロポーズに関する意識調査
108本のバラでのプロポーズに関する意識調査

 1本なら「一目ぼれ」「あなたしかいない」、12本なら「私の妻になってください」、99本は「永遠の愛」。プロポーズに贈るバラの花束は、本数ごとに異なる意味を持っている。しかしある日突然大量の花を贈られるとなると、果たしてよろこびが勝つのか、それとも迷惑さが勝ってしまうのか……。シンフラワー(岡山市)が独身女性を対象に行ったアンケート調査によると、「うれしくない、困る」という声が「うれしい」の声を大きく上回ることが分かった。

 まず同社が2021年9月に行った調査(独身女性300人が対象)によると、「プロポーズ時にプレゼントされるなら何本のバラがうれしいか」という質問については「結婚してくださいを表す108本」(14.5%)、「最愛を表す11本」(13.7%)、「私の妻になってくださいを表す12本」(13.7%)、「永遠を表す50本」(12%)、「一目ぼれ、あなたしかいないを表す1本」(11.1%)がトップ5に並んだ。本数が1~108まで大きくバラついていることからも多ければいいというものではなく、本人がもらってうれしいメッセージがよろこばれているのかもしれない。しかしトップが「10(と)」「8(わ)」の語呂合わせになった108本というのははやり一定数の支持がある模様だ。

「108本のバラ」の意味・由来
「108本のバラ」の意味・由来

 しかし、バラの花とはいえ108本もあると受け取ってからのことを考えてしまう。束になっていても一抱えもあり、重さも当然ずっしりとあるわけで……。同社が行った2度目の調査(独身女性300人が対象・2022年6月に実施)によると女性の本音は「うれしくない、困る」が6割となり「うれしい」という肯定派の39.4%を大きく引き離す形となった。しかし否定派の意見をよくよく聞いてみると「すぐに枯れてしまうのではないか」「どうやって持って帰ればいい」「置き場所は」「周りの目が気になる」などの実際的な不安が背景にあり、バラの花束自体が嫌なわけではない様子。これは贈りたい側が渡す場所や配送を手配するなどの配慮をしたらスマートかもしれない。

 同社では贈られた花束から水分を抜き、押し花やボトルブーケ、額に飾る3Dブーケにするなど、思い出の花を美しく保存できるサービスを提供している。プロポーズが成功したあかつきには、新居に飾ってみてはいかがだろうか。