まめ学

食品値上げ2万品目突破 10月に予定されているのは6,500品目!

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 コロナ禍や戦争と、消極的要因は目に見えているから仕方ないとはいうものの、値上げに続く値上げで、庶民のお財布は音を上げそうだ。帝国データバンク(東京)の調査によると、値上げラッシュの第3波がやってくる。10月には食品の6,500品目で値上げが予定されており、年内最多の月になりそうだ。

 上場する食品メーカー主要105社について、2022年以降の価格改定計画(値上げ、実施済み含む)を調査。8月末までに累計2万56品目の値上げが判明した。初めて1万品目の値上げが判明した5月末時点から3カ月間で新たに1万品目の値上げ計画が明らかになっている。このうち、9月単月の値上げは2,424品目に上り、今年初めてとなる2カ月連続・2,000品目超の値上げ。食用油や小麦などの食材高に加え、原油高に伴う包装資材や容器、物流費の高騰、急激な円安が重なり、ほとんどの食品・飲料で値上げが行われているのが特徴だ。

 分野別に見ると、値上げが最も多いのは加工食品で8,530品目。値上げ率も平均で16%に達し、年後半にかけて大幅に値上がりする食品が多いという。

 一方で、11月以降の値上げは年内2番目の少なさで、値上げの波は秋口をピークに一旦収まる気配。“食欲の秋”はどれくらい楽しめるだろうか。