まめ学

人気はすき焼き・寄せ鍋、シメは麺の鍋料理 コンロの劣化には気をつけて

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 お鍋の季節。この週末あたりカセットコンロを出して、さて何鍋にしようかと思案中かもしれない。ところで、そのカセットコンロはいつ頃買ったものだろうか? もし、11年前の東日本大震災をきっかけに防災用品も兼ねて購入したなら、経年劣化に注意を、と日本ガス石油機器工業会(東京)が呼びかけている。買い替え検討の目安は10年だそうだ。

 30~80代のカセットコンロユーザー1,000人を対象に、11月8~9日に実施した使用実態調査によると、カセットこんろの使用目的1位はやはり「なべ物・すき焼きなどの調理のため」(77.6%)。人気の鍋ランキングはすき焼き、寄せ鍋がツートップ。鍋の“しめ”は麺派60.3%と米派に圧勝した。

 コンロ使用目的の2位は「非常用防災備蓄として」(34.9%)。実際「オール電化の家で大災害で停電してしまった時に料理が作れた」、「大震災時にお湯を沸かし身体を拭け、備蓄していたレトルト食品やカップ麺を食べる事ができた」と、災害時に助けられた人は多い。東日本大震災をきっかけに購入した人も少なくないが、買い替えの検討の目安が製造年から10年であることを知っている人は4人に1人。現在「製造から10年以上経過しているカセットこんろ」を使っている人は過半数いた。この冬、お鍋の火にコンロの寿命も確かめて。