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石井杏奈&伊藤理々杏が語る「人生が変わった出会い」【インタビュー】

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 NHK「みんなのうた」の歴代の名曲を全編に散りばめた、子どもから大人まで楽しめる新作ミュージカル「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうた ミュージカル『リトル・ゾンビガール』」が、8月20日から上演される。本作は、人里離れた森で暮らすゾンビの女の子・ノノと街で暮らす人間の男の子・ショウの小さな友情の物語。ノノ役を高橋ひかると熊谷彩春、ショウ役を石井杏奈と伊藤理々杏(乃木坂46)がそれぞれWキャストで演じる。石井と伊藤に公演への意気込みを聞いた。

伊藤理々杏(左)と石井杏奈

-石井さんは本作が初のミュージカルになりますね。

石井 はい、今はまだ緊張と不安と心配な気持ちがありますが、この作品は元気を届ける作品だと思うので、楽しむことを忘れずに挑戦したいと思いますし、その気持ちがお客さまに伝わるといいなと思います。

-伊藤さんは本作への出演が決まっていかがでしたか。

伊藤 小さい頃から「みんなのうた」を見ていたので、それがミュージカルになるというのも驚きでしたが、自分が出演させていただけるということでさらに驚きました。もちろんプレッシャーや不安も大きいですが、小さい頃から見ていた番組だからこそ、出演できることは本当にうれしくて、お客さまに笑顔を届けるために精いっぱい頑張ろうと思っています。

-制作発表や日比谷フェスティバルで、すでに歌唱披露もしていますが、本作はたくさんの方が知っている楽曲が多いですね。そうした曲だからこそ歌いやすいのでは?

石井 以前からボーカルレッスンは受けていて、今回の楽曲についても、歌の先生と話し合いもしています。ですが、楽曲は知っていても、それを披露するために歌ったことはなかったので、私には難しかったです。ただ、明るい楽曲が多く、懐かしく感じる曲もあるので、歌うのは楽しいです。

伊藤 小さい頃に友達と歌っていたのとはやっぱり別物だとは感じました。今度は自分が届ける側に回らないといけないので、大変なことだと実感はしています。ですが、耳なじみがある曲なので、歌っているとすごく気分が上がって楽しめるので、これから始まるお稽古がすごく楽しみです。

-ショウをどのように演じたいと思っていますか。

石井 転校が多いこともあり、友達となじめるかどうか不安に感じている内気な性格ですが、家族の前でははつらつとして、歌もダンスも大好きな活発な男の子です。人間誰しも二面性があると思いますが、その二面性を表現することがポイントになると思うので、無邪気さと内気な部分をうまく表現できたらと思っています。

伊藤 同じように、内気なところと歌やダンスに対する熱意があるところを意識したいと思います。私も小さい頃は自分の思いを伝えるのが苦手で、でも、同じように歌やダンスが大好きだったので、ショウくんと似ているところがあると思います。なので、自分に照らし合わせながら演じていきたいと思いますし、ほかのキャストさんとの対話やキャッチボールをしながらショウくんを作り上げたいと思います。

-男の子役というのはあまりないことだと思いますが、少年らしさを出そうとは考えていますか。

伊藤 それは意識しています。以前、別の作品で幼い男の子の役を演じたときに、自分は男の子らしく演じているつもりでも、「女の子っぽいね」と言われたことがあったので、どう表現したら男の子に見えるのかは、今から考えています。もちろん、周りの皆さんの演技を素直に受け取って、それを真っすぐに返すのが一番なのかもしれませんが、お稽古でどう表現するのがいいのか探っていきたいと思います。

石井 ポスター撮影のときに「しぐさも男の子っぽくしよう」というお話をしていただいたので、私もそこは意識したいと思います。きっと所作や声の出し方で男の子らしさを出すことができると思うので、まずは自分が思う“男の子像”から試していき、突き詰めていけたらと思います。