また、歴史番組「歴史探偵」のMCも務める佐藤は、その経験を踏まえて、「比企一族は歴史的な敗者で、あまり教科書に載っているような人たちではない」と語る。
その一方、「歴史であまり描かれてない、フィーチャーされない暗部とか、そういう影の部分を輝かせることができるのは俳優の醍醐味(だいごみ)の一つ」と能員を演じる面白さを語った。
最後は「第30回~31回で、比企家に本当にいろんなことが起きます」と予告。
続けて、「比企一族というのはとても品があったのではないかと思います。こんな血みどろの、生き馬の目を抜くような鎌倉時代にあって、確かに、本質的に比企には品格があったんだと思えてよかったです」とあいさつ。
「地元の皆さんともこうやって初めてお会いできてよかったです。引き続き大河ドラマをご覧ください。ありがとうございました」と締めくくった。
(取材・文/井上健一)