ジェンダー

性差に注目、「ジェンダード・イノベーション」とは 矢野経済研究所のフェムテック研究員と可能性を探る

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 「フェムテック」に続き、最近耳にすることが増えてきた「ジェンダード・イノベーション」。性差に着目した研究・技術・商品開発、いわゆるジェンダード・イノベーションへの社会的関心が、急速に高まっている。今年6月に政府が「女性活躍・男女共同参画の重点方針2022」(女性版骨太の方針2022)の中でジェンダード・イノベーションの重要性に言及。また、お茶の水女子大学がジェンダード・イノベーション研究所を設立。IT・スポーツ・マーケティング・教育・政策など、あらゆる場面でも性差視点が盛り込まれるようになってきているという。

水越孝氏(矢野経済研究所  代表取締役社長)
水越孝氏(矢野経済研究所 代表取締役社長)

 そのような中、「ジェンダード・イノベーションって何?」「ジェンダード・イノベーション発想をどんなふうに開発に落とし込めばいい?」など、開発やマーケティングに生かせる実践的内容を盛り込んだ矢野経済研究所(東京)主催、ウーマンズ(ダブルコレクション・東京)企画のセミナーが開催される。「矢野経済研究所のフェムテック研究員と語る、女性ヘルスケア業界の新スタンダード『ジェンダード・イノベーション』〜現状と国内事例〜」と題し、9月13日(火)13時~14時10分に行う。セミナーはオンラインとリアルで行われ、オンラインの利用ツールはZoom。申し込み、詳細は専用サイトから。参加費は無料だ。

清水由起氏(矢野経済研究所  研究員)
清水由起氏(矢野経済研究所 研究員)
矢野初美氏(矢野経済研究所  研究員)
矢野初美氏(矢野経済研究所 研究員)

 世界的な新潮流としてあらゆる業界でスタンダード化していくと見られる「ジェンダード・イノベーション」とは何なのか? そして、ジェンダード・イノベーション発想で女性ヘルスケアソリューションを開発するにはどのようなステップを踏めばいいのか? 日本市場ではどのような可能性があるのか? それらの解を、フェムテック市場のレポートをまとめた矢野経済研究所の研究員とウーマンズが共同で探っていく。矢野経済研究所の代表取締役社長、水越孝氏も登壇。全産業界を長年にわたりウォッチする同社が、この新潮流をどう見ているのかを語る。