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丹青社が湾岸地域に情報発信のスタジオを新設 研究開発拠点を増床、オンライ ンイベントなどに対応

丹青社が湾岸地域に情報発信のスタジオを新設 研究開発拠点を増床、オンラインイベントなどに対応 画像1
丹青社 「港南ラボ マークスリー[Mk_3]」の全体イメージ

 

 商業・文化施設などの空間づくりを手がける丹青社(東京都港区)は、湾岸地区の港区港南にある同社の研究開発拠点「港南ラボ マークスリー[Mk_3]」を拡充し、10月上旬から新たに情報発信のためのスタジオを開設する、と発表した。

 「港南ラボ マークスリー」(約300平方メートル)は、2018年5月から同社の専門チームが空間演出技術の研究開発、実験、実証の拠点として活用してきた。今回、200平方メートルを増床。「マークスリー スタジオ[Mk_3 STUDIO]」と名付けて「バーチャルとの連携を念頭に、配信・収録、実験・シミュレーション、展示イベントなどのより幅広い活用が可能な拠点として構築する」としている。

 丹青社はスタジオ新設の背景として、新型コロナウイルス禍以降、リアルな活動が制限され、オンラインによるイベントが増えたことを指摘。実験やシミュレーションといったクリエーティブな活動ができるスタジオを併設することで、情報発信を強化する狙いがあるという。

 スタジオは同社関係者のほか、取引先などがさまざまな情報の収録や配信などに使用する計画で「リアルとバーチャルの特性を生かした多岐にわたる活用を想定している」としている。