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タッチレスでエレベーター利用 日立、赤外線センサーパネルを開発

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日立製作所×日立ビルシステム 「タッチレス操作パネル」(試作機)

 

 日立製作所(東京都千代田区)と日立ビルシステム(同)はこのほど、物理的な行き先階ボタンのない新感覚のエレベーターを実現する「タッチレス操作パネル」を開発した、と発表した。

 液晶ディスプレイのパネルに表示される「階」に指をかざせば、行き先階に行く。これまでの行き先階ボタン(非常ボタンを除く)は不要となり、エレベーター利用はタッチレスのみの操作となる。このパネルを搭載したエレベーターは、2022年8月31日に完成した東京ミッドタウン八重洲(東京都中央区)に先行導入された、という。

 パネルは赤外線センサーで、指の位置を検出する。画面は、よく利用される階(例えばロビー階など)を、その階の情報とともに最大6つ表示できる画面のほか、行き先階入力用の画面の2つで構成。カードリーダーもあり、カード登録の特定階のみをパネルに表示させる対応も可能。ビルの入居テナント変更に伴う表示階や情報の変更もできる。行き先階を間違ってタッチした場合も、再度指をかざせばすぐ取り消せる。