ジェンダー

国際男性デーに先立ちオンラインイベント 男らしさにまつわる偏見を募集

d29662-142-7a2748d8ef46b16806d7-0

 差別や偏見、という課題を取り上げる時、女性にまつわる問題を主軸にすえることが多い。だがもちろん、ジェンダー平等を考える時、男性にまつわる偏見や先入観にも目を向ける必要がある。11月19日の国際男性デーに先立ち、同15日にオンラインイベント「男らしさにまつわる”無意識の偏見”反省会」(アディッシュ・東京)が開催される。イベントに向けて、この“無意識の偏見”エピソードを募集している。

 「男女共同参画白書 令和4年版」には、人生100年時代における男女共同参画の課題のひとつに、男性の人生も多様化していることを念頭においた政策が必要だと示されている。長時間労働や、職場や周囲の理解が得られず父親が育児に参画しにくい環境などが背景にある。

 イベントでは、“男らしさ”にまつわる無意識の偏見を明らかにするため、職場やキャリアにおける“男らしさ”に注目し、さまざまなエピソードが取り上げられる予定だ。「創業初期は、メンバーに自分の弱みを見せてはいけないと思っていた」(男性登壇者)、「どんなハードな仕事も、やりきって当たり前だと思っていた」(男性登壇者)、「マッチョな組織ですよねと後輩社員に言われたが、理解できなかった」(女性登壇者)など、無意識に抱いていた“男らしさ”に焦点をあて、組織文化のあり方やメンバーとの対話を考え直すきっかけとなることを目指している。参加費は無料。