カルチャー

料理の味がピタッと決まる超有能な食材 缶詰だからできる極上の和食レシピ

 いざという時の缶詰、と思っていたら、これが案外超有能な食材でもある。旬の栄養と味を閉じ込めた缶詰は、下ごしらえの必要がないだけでなく、料理の味がピタッと決まるのだそうだ。『NHKまる得マガジンMOOK 野﨑洋光の缶詰でつくる本格和食』(NHK出版)が発売された。著者は、人気日本料理店「分とく山」で長年、総料理長を務めた野﨑洋光氏。

 サバの風味を生かしたサバ缶の切り干し大根煮、缶汁をだしにしたサケ缶のかす汁、サンマかば焼き缶の甘辛い太巻き、ツナのコクを味わうひじき煮ほか、ホタテ缶やカニ缶、コーン缶などを使った本格的な和食を紹介している。余りがちなオイルサーディン缶やアンチョビ缶も、磯辺焼きや南蛮焼きに使って見ごと和風に。これは早速作ってみたい、というレシピが並んでいる。税込み1210円。