おでかけ

長野県塩尻市、高ボッチ高原一帯が朱色に 6月上旬~中旬にかけてレンゲツツジが見頃

高ボッチ高原のレンゲツツジと残雪の北アルプス

 長野県のほぼ中央に位置する塩尻市。塩尻市の東側に位置する標高約1665メートルの「高(たか)ボッチ高原」で、約30万株が群生するとされているレンゲツツジが、6月上旬から中旬にかけて見頃を迎える。

 諏訪湖や富士山も同時に見ることができ、360度の大パノラマが望める絶景スポットとしても人気の高ボッチ高原。この時期限定の、レンゲツツジと北アルプスをはじめとする3000メートル級の山々の残雪との絶景のコラボレーションが楽しめる。

 山頂付近の展望台がある第二駐車場までは「東山ルート」で長野自動車道塩尻I.Cから約30分。道路状況は、対向車とすれ違うとき所々譲り合いの気持ちが大切な箇所もあるが、全て舗装されている(大型観光バスは通行不可)。高ボッチ高原には住所や固定電話がないため、カーナビを利用する場合、「塩尻東公民館 住所:塩尻市旧東山869-4 電話0263-56-2485」を入力する。東山公民館から高ボッチ山頂までは約8キロメートル。

 高ボッチ高原は、高ボッチ山を中心とする八ヶ岳中信高原国定公園内にある高原。初夏のレンゲツツジや牛の放牧、秋から冬にかけての雲海など、季節ごとの見どころが多い。近年はアニメやドラマのロケ地として聖地巡礼に訪れる観光客も増えている。2021年にはキャンプエリアも誕生した。

 塩尻市は、日本随一の品質を誇るワイン用ぶどうとそのぶどうを使ってワインを作るワイナリー、江戸時代の街並みを色濃く残す奈良井宿、漆器の町として知られる木曽平沢漆工町、日本三大遺跡の一つである平出遺跡、ローカルグルメ「山賊焼」、そして高ボッチ高原など、豊かな観光資源を抱えている。

レンゲツツジ咲く夜と諏訪湖