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津嘉山正種「ちむどんどん」で沖縄戦の遺骨収集に取り組む活動家役 「その歴史があることを、避けて通るわけにはいかない」

津嘉山正種「ちむどんどん」で沖縄戦の遺骨収集に取り組む活動家役 「その歴史があることを、避けて通るわけにはいかない」 画像1

 NHKで放送中の連続テレビ小説「ちむどんどん」。7月18日放送の第71回から登場する津嘉山正種からコメントが届いた。

 本作は、本土復帰前の沖縄“やんばる地域”で生まれ育ったヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)が、困難や挫折に見舞われながらも、3人の兄妹たちと共に支え合いながら大人への階段を上っていく家族の物語。

 津嘉山は、沖縄戦の遺骨や遺品を収集し、家族の元に返す活動を長年行っている嘉手刈(かでかる)源次役を演じる。

 沖縄県出身の津嘉山は「明るい声調の冒頭の絵…。白い波頭を立てて打ち寄せる海に向かって、走り去る主人公。彼方に見えるのは、真っ青な水平線。南国、沖縄…」とドラマのオープニングアニメについて触れた。

 しかし、「80年近い昔、その水平線が見えないほど、海を埋め尽くしていた軍艦の群れ…。そしてあの戦争。思い起こされる歴史は重く暗い」とコメント。

 「繰り広げられるドラマの裏には、その歴史があることを、避けて通るわけにはいかない」とし、自身の役どころについても、「垣間見えるその歴史を感じさせる…。そして、今 現代に通じさせる役。無心に…が、懸命に演じたい。いや、真摯(しんし)に務めたいと、思いました」と語った。