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仁村紗和&毎田暖乃、親子を演じるために“万博公園デート” 毎田、舞台となった尼崎は「すごくいい人たちがいる所」

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 NHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」の取材会が21日、大阪市内で行われ、出演者の仁村紗和と毎田暖乃が出席した。

 本作は、コロナ禍の2020年頃を舞台に、どこか投げやりだった主人公・山崎亜子(仁村)が、キャバクラ嬢から宅配ドライバーに転身し、さまざまな困難に立ち向かう中で、自分の人生を肯定できるようになっていくまでの物語。毎田は、亜子の娘・咲妃を演じる。

 ドラマの舞台は尼崎。大阪出身の仁村は「地元大阪で撮影できたことがすごくうれしかった」といい、ロケ現場となった尼崎については「人情あふれる街。『今日も頑張りや!』と言って、商店街の方がサーターアンダギーを大量に差し入れてくださったり…」とエピソードを披露。

 毎田も「果物の差し入れもしてくださって、尼崎ってすごくいい人たちがいる所なんだなと思いました」と笑顔で語った。

 また、仁村と毎田は、NHKの連続テレビ小説「おちょやん」(20)で共演した。今回、親子関係を演じるために、クランクイン前に2人で万博公園に“デート”に行ったという。

 仁村は「久しぶりに暖乃ちゃんに会ったときは、前の役柄で呼び合っていたので、今回は『ママやで!』ということで、まず呼び合う名前を変えました」と明かした。

 毎田も「咲妃はすごく明るくて元気な子だけど、お父さんがいない。そこが私と大きく違うところなので、お父さんがいない子の気持ちを考えることをすごくしました」と役作りを振り返った。

 さらに、撮影での苦労を尋ねられた仁村は、宅配ドライバーとして働くシーンを挙げ、「実際に2リットルのペットボトル9本を運ぶシーン。団地の5階まで上るんだけど、不在で持って帰る。ほんまに重くて大変でした」と苦笑。

 本作を通して、「こんなに1分1秒を争うお仕事なんだと初めて知った。私もネット通販で家に荷物が届いたときは、1秒でも早くインターホンに出ようと思うようになりました」と話した。

 ドラマは、NHK総合で8月22日から毎週月曜~木曜、午後10時45分に放送(各話15分・全6週)。