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黒木瞳「一番好きなのは、体育倉庫のにおい」 桜井日奈子「バッシュの香ばしいにおいで、青春時代を思い出す」

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 映画『魔女の香水』公開決定記者会見が13日、東京都内で行われ、出演者の黒木瞳、桜井日奈子、宮武由衣監督ほかが出席した。

 本作は、「魔女」と呼ばれるミステリアスな香水商・白石弥生(黒木)が、夢を持ちながらも将来への希望を失った若林恵麻(桜井)を、香水の力で後押しし、成長させていく物語。

 撮影は昨日クランクアップした。黒木は「魔女というと、怖いとか、悪さをするイメージもありますが、いろいろな本を読むと、黒魔女と白魔女がある。そこで監督に『白猫を出したらどうか』と提案させてもらって、劇中には白猫が登場しております」と裏話を語った。

 黒木とは、ドラマ「そして、誰もいなくなった」(16)以来の共演となった桜井は「今回、がっつりと一緒にお芝居させていただいて、とても感じるものがありました。とにかく、いい意味で疲れるというか、すごく感情を揺さぶられて、お芝居を一緒にやらせていただいて楽しかったです」とコメント。

 黒木も「私も刺激を受けました。日奈子ちゃんのお芝居の豊かさに助けられたので感謝しております」と笑顔を見せた。

 好きな香りに関する質問も。黒木は「私が一番好きなのは、体育倉庫のにおい。コンクリートのあの匂いが個人的には好きです」と明かした。

 香水については、「宝塚時代にずっとイヴ・サンローランのリヴゴーシュをつけていました。もう廃盤になりましたが、その香りをかぐと宝塚時代を思い出します」と答えた。

 桜井は「この作品に出会うまでは、香水をあまりつけたことがなくて。でも13年バスケットボールをしていたので、バッシュの香ばしいにおいで、青春時代を思い出したりはします」と笑わせた。

 また、「ヒロインが成功する秘訣(ひけつ)」を尋ねられた桜井は「結局は自分の強い心。どんなに足を引っ張る人がいても、くじけそうになっても、強い心があれば。またどんなに背中を押してくれる人がいても、そこに目標を達成したいという強い信念、覚悟がなければ、前に進めないと思います」と回答。

 これには黒木も「若いのに…すごいな。私も見習おうと思って、心のメモに書き留めました」と感心しきりの様子だった。

 映画は2023年初夏に公開予定。