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横浜流星、過酷な格闘シーンも「達成感がありました」 敵役の一ノ瀬ワタル「横浜さんはすごい!」

 映画『ヴィレッジ』公開御礼舞台あいさつが1日、東京都内で行われ、出演者の横浜流星、一ノ瀬ワタル、奥平大兼が登壇した。

 本作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々の、きれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を圧倒的な映像美と世界観で描く、異色のサスペンスエンターテインメント。

 過酷な運命にあらがう主人公の青年・優を演じた横浜は「ゴールデンウイークで忙しい中、ありがとうございます。映画の公開から10日たちましたが、たくさんの方が見てくださっていることを実感していますし、うれしいです」と語った。

 この日は、横浜演じる優を目の敵にしている透役を演じた一ノ瀬と、優と共にゴミ処理施設で働き、透からいびられる龍太役を演じた奥平という因縁の3人が集結した。

 強烈な悪役を演じた一ノ瀬との撮影について、横浜が「(優が)やられるシーンしかなかったですよね」と振り返ると、一ノ瀬も「そっすよね」と苦笑い。

 横浜は「実際はすごくキュートな方ですが、撮影中は役として見ていたのですごく怖かったです。(一ノ瀬とのアクションシーンは)物語としても、優としても、分岐点となる大事なポイントだったので、集中力も大事で。絶対にかなわない相手だけど、大事な人を守りたいという一心で立ち向かわなきゃいけなくて…しびれました。達成感もありました」と明かした。

 元格闘家の一ノ瀬も、空手経験のある横浜の身体能力の高さには驚いた様子。

 「これまでアクションシーンをたくさん演じてきましたが、横浜さんはすごいです。角度的に、本当にビンタを当てなきゃいけない場面もあったんですけど、『当たった瞬間よけるから大丈夫』と言ってくださって…。自分もキックボクシングをやってきたから分かるんですが、それって長年の経験がないとできないんですよ。これをやる俳優さんは初めてでした」と裏話を披露した。

 それを聞いた横浜は「一ノ瀬さんだからできました」と笑顔を見せた。