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伝統と革新の交差点が銀座三越に 和菓子店の若旦那が集結

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 季節を感じるやさしい甘味には、長い歴史がある。和菓子の魅力は尽きないが、それもどんどん進化している。全国の老舗和菓子店の若旦那衆が「伝統×革新」を合言葉に提案する新しい和菓子を楽しめるイベント、「本和菓衆 10回記念 原点回帰~和菓子の自由な楽しさを現代へ~」が、11月9~15日まで、東京の銀座三越(三越伊勢丹ホールディングス・東京)で開催される。

 伝統の和の味わいに、洋菓子の要素を融合した新作アイテムが続々登場。たとえば「田中屋せんべい総本家」(岐阜)のチーズバターサンド あわい(3個入り、税込み1,512円)。洋のチーズバタークリームを玉子せんべいでサンドした和洋折衷サンドだ。島根の「御菓子司 彩雲堂」は、伝統の「浮島」とマサラチャイが融合した新感覚和菓子ウキシマサラ(同1,404円)を用意している。シナモンやクローブなど、スパイスが効いたエキゾチックな味わいだそうだ。

全国の歴史ある老舗和菓子屋の若旦那衆が結成した「本和菓衆」※2021年銀座三越にて撮影
全国の歴史ある老舗和菓子屋の若旦那衆が結成した「本和菓衆」※2021年銀座三越にて撮影

 「和菓子の自由な楽しさを、もっと現代に広めたい」と集まった老舗の跡取りたち。自由な感性と遊び心を発揮した新作を味わえるチャンスだ。