猛暑の影響はさまざまな農作物に出ている。梨の場合、果実内の糖分が偏って透明化してしまう“蜜症”に農家が悩まされている。リンゴにあると喜ばれる蜜だが、梨に発生すると特有の食感が失われるため一般販売はできないのだそうだ。そこで、この梨を活用したビール「和梨のヴァイツェン」たる生(サンクトガーレン有限会社・神奈川県厚木市)の販売が9月14日にスタートする。
蜜症の梨は、食感が悪くても食用としては問題なし。ほかにも風に揺られ枝と擦れて傷や割れがあったり、色や形、大きさにバラつきがあったりなど、通常品としては売り物にならない梨を買い取って活用している。今年は豊水・幸水・菊水・新星の4種の梨を使用した。細切れ梨、梨ペースト、梨ジュースを3段階で投入し、フルーティーでみずみずしい味わいに仕上がっている。
直営店「サンクトガーレン タップルーム」のほか、けやきひろば秋のビール祭り(9月14~18日・さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ)、横浜オクトーバーフェスト(9月29日~10月15日・横浜赤レンガ倉庫イベント広場 赤レンガパーク)、厚木オクトーバーフェスト(10月6~15日・厚木中央公園)でも楽しめる。レギュラーサイズ税込み990円。