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食物アレルギーがあっても外食をもっと手軽に 安心できる店を探せるグルメアプリ「allergy connect」

 食物アレルギーを持つ人の「外食」は困難を伴う。食物アレルギーがあっても外食をもっと手軽にという願いから生まれたのが、食物アレルギー専用グルメアプリ「allergy connect」(fuseful・東京)。食物アレルギーに理解のある飲食店をお互いに教え合うためのアプリで、昨年リリースされた。投稿された口コミをユーザーのアレルゲンとひも付けし、アレルゲンによる絞り込み検索・マップ検索・条件検索などで、安心して訪れることができる飲食店を手軽に見つけてもらうことを目指している。このほどユーザー数が1250人を突破したのを機に、ユーザーが増え続けて店舗情報や口コミなど投稿される情報が増えるほどアプリが充実するとして、活用を呼び掛けている。

 アプリ開発者自身が、生まれつき重度のアレルギーを持っていて、外食の大変さを身に染みて感じてきたという。原材料の管理を行っている飲食店は多くない上に、アレルギー対応をうたっている店舗でも適切な対応でないこともあり、時には命の危険につながることも・・・。成人した現在でも外食に不安を感じている中、同じように食物アレルギーを持つ友人に、アレルギー対応が素晴らしいと感じたレストランの話をしているときに、このような外食体験を全国の人と共有したいと思い、アプリを開発したという。

 同社は、「日によって原材料が違うことや、アレルゲンに対する許容度にも個人差があるため、絶対に食べられるお店とは言えませんが、アレルギーに理解があるという口コミと、同じアレルギーを持つ人の“食べられた!”という体験は、飲食店探しを今よりずっと手軽なものにすると思います。あなたがみんなのために情報を共有し、みんなの情報があなたの助けになる。そんな輪が広がっていけば、外食がもっと手軽で楽しいものになると信じています」としている。