カルチャー

やがて歓喜の世界がくることを願いつつ  ウクライナ国立フィルが日本各地を巡回

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 平和への祈りを込めたベートーベンの「第九」とドボルザークの「新世界より」。ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団が4年ぶりに来日し、華やかな歌曲を集めたガラ・コンサート(テンポプリモ・東京)を全国17カ所で演奏を繰り広げている。12月22日には、東京芸術劇場で演奏する。誰もが平和の中で生きることができる“歓喜の世界”が見えてくることを願いつつ。

 指揮者のミコラ・ジャジューラさんは今年を振り返り、「私たち全員にとって挑戦の一年、そして回復の一年だったと思います。音楽には人々を団結させ、気持ちをも高揚させる力があります。この困難な時代だからこそ、音楽という普遍的な言語を通じて団結することが、これまで以上に重要だと確信しています」としている。

 年明けには、サーカスとオーケストラで贈るスペクタクルな舞台「シルク・ドゥラ・シンフォニー」(2024年1月3~20日)として各地を巡回する予定だ。

シルク・ドゥラ・シンフォニー
シルク・ドゥラ・シンフォニー